国指定重要文化財「大山家」
更新日:2015年04月02日
大山家住宅は、江戸時代末期に建てられた農家建築です。大山家は代々村役の家柄だったことから、上級階層の住宅にしか許されなかった船枻(せがい)という桁から軒先まで腕木を伸ばし屋根を支える工法をとっているほか、通常町屋建築で見られる出格子や秋田では珍しい屋根の棟に野芝を自生させ屋根耐久性を上げる工法を用いています。全体的には秋田で見られる典型的な厩中門づくりです。
意匠的にはとても簡素で、農家建築に見られる力強さより、洗練された美しさの方が際立ちます。大山家住宅は国の重要文化財に指定されています。ご覧になるには、事前予約が必要です